ラジオで「命のパスポート」シリーズ171・家具の転倒から命を守る
箕面市広報紙「もみじだより」では、毎月、防災特集記事「命のパスポート」をシリーズで掲載しています。
2025年10月号は、「家具の転倒から命を守る」と題して、家具の固定や配置見直しなどについて紹介しています(10月号5ページ→PDFではコチラから)。
そしてラジオでも、箕面市市民安全政策室のかたにさらに詳しくお話いただいています。
地震による家具の転倒は、単なる物の破損に留まらず、圧死のリスク、ストーブや倒れた電化製品などによる火災発生の危険、そして出入口を塞ぎ室内に閉じ込められることによる避難経路の遮断という「3つの危険」があります。能登半島地震の犠牲者の約4割が、圧死であったというデータもあり、命に関わる深刻なリスクをはらんでいます。
特に、就寝中の地震では逃げることが難しく、負傷原因の3~5割が家具の転倒・落下・移動によるものであるため、寝室には背の高いタンスや本棚などの大型家具を置かないことが重要です。やむを得ず置く場合は、L型金具やベルト式器具など家具に合った固定方法で確実に固定し、倒れた場合に寝ている場所に当たらないような配置に見直す必要があります。
また、家具の固定に加え、重たいものを下の段に入れることで家具の重心を低くする、テレビや照明器具の固定、窓ガラスへの飛散防止フィルムの貼付など、日頃からの対策が大切です。
こうした防災意識の向上をはかるため、大阪府では毎年「大阪880万人訓練」を実施しています。今年は、11月5日(水曜日)に行われ、当日午前10時3分には府から大津波警報が、10時5分には市から訓練用の緊急速報メールが携帯電話に配信されます。
みのおエフエムの番組に出演した安倍建志さんは「訓練用メールの受信をきっかけとして、災害時にどのような情報が届くのかを知ってもらい、メールを受信したときにどう行動するかを考えていただきたいです」と話していました。
場所:みのおエフエム(船場東2)