高校生が社会課題を動画で制作!豊島高校×箕面市がコラボ啓発

 大阪府立豊島高校の情報コース選択生の2年生が、喫煙防止や飲酒、薬物乱用、闇バイトといった社会的な課題や、熱中症、ジェンダー差別などの身近なテーマを扱った啓発動画の制作に取り組んでいます。
 これは、作品の発表の場を探していた同校の山岡正和先生の働きかけで、原田亮箕面市長を訪問したことがきっかけでした。授業での作品制作を箕面市とコラボという形で取り組めないか伝えたところ、市長から、若い世代に向けて、闇バイトや薬物乱用防止などのメッセージを伝える動画を作れないかと提案があり、生徒たちはこれを受けて制作を開始。闇バイト防止の動画では「自分も他人事ではない」と思わせる呼びかけを意識したり、未成年飲酒防止では「堅苦しくなく、どう引き込めるか」を考えたりと、同世代に響く表現を工夫しました。
 また、薬物乱用防止の動画では、その恐ろしさが伝わるように文字のフォントや背景を調整し、受動喫煙防止の動画では自作のアニメーションを取り入れるなど、専門的なスキルも活用しています。

 2年生の生徒は「(闇バイトについて)自分も他人事じゃないなと思わせるために、見ている人に呼びかけるような言葉を選びました。見やすさをどう工夫するか考えるのが楽しかったです」と制作のようすを話していました。
 箕面市では、今後この動画を発信していく予定です。豊島高校では、次作として消費者トラブルを啓発するモーションコミックに取り組んでいます。

場所:豊島高校

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