NHK交響楽団の村上淳一郎さんらプロの技を間近で!コンサートの裏側をのぞくリハーサルを公開

 箕面市メイプル文化財団の生涯学習講座では、文化・芸術・スポーツなど、さまざまな講座を開催しています。
 5月13日(火曜日)~16日(金曜日)の4日間にかけて、箕面市立西南生涯学習センターでは、講座の一つ「おんがくの寺子屋みのお」の、オープン・リハーサルが行われました。
NHK交響楽団の首席ヴィオラ奏者 村上淳一郎さんがライフワークとして行っている「音楽の寺子屋」は、誰もが気軽に立ち寄れる音楽体験の場を提供していて、今回は、その箕面バージョンとして、普段は非公開の演奏会に向けたリハーサルを、自由に見学できるという講座です。来場者は、目の前でリハーサルを見て、音楽が完成していくようすを、間近で見守ることができます。
初日のリハーサルでは、一音一音を大切に、長さや音程、強弱などを、演奏者それぞれが思いや曲に対する解釈など、その場で意見を出し合い、一つのフレーズで何通りかの演奏を試すといった場面も見られました。
練習曲の1つ、ベートーヴェン「弦楽四重奏曲 第9番 作品59-3」について、村上さんは「今回僕たちが選んだ、この巨大な曲の特徴は、非常にポジティブなエネルギーにあふれていることです。全楽章を通して、すごく高いところへのぼろうというチカラが強いですが、曲の出だしは絶望のコードから始まっています。このように、聴いていて生きる勇気をもらうような曲だということをみんなで共有して、自分たちの生活に少しでも勇気がもたらされればいいと思っています」と話しました。
オープン・リハーサル後の、5月17日(土曜日)には、箕面市立メイプルホールで「室内楽演奏会」が行われ、リハーサルで練習をしたベートーヴェンの曲や、バッハ、ブラームス、ボッケリーニといった四重奏、五重奏の曲を披露しました。

場所:箕面市立西南生涯学習センター
NHK交響楽団の首席ヴィオラ奏者 村上淳一郎さん(右)と、
箕面市メイプル文化財団 芸術創造セクションマネージャー 和田大資さん(左)
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