箕面ピアノ音楽大使 鈴木愛美さん、箕面凱旋リサイタル開催

 箕面出身で、箕面ピアノ音楽大使 鈴木愛美(すずき まなみ)さんが、4月29日(祝日)、東京建物 Brillia HALL 箕面(箕面市立文化芸能劇場)大ホールで、凱旋公演となるピアノリサイタルを開催しました。
 鈴木さんは、昨年(2024年)11月に開催された「第12回浜松国際ピアノコンクール」で、日本人初の優勝を果たした今をときめくピアニストです。箕面出身で、12月には、母校の箕面市立豊川南小学校を訪問し、子どもたちの前で演奏したほか、箕面ピアノ音楽大使にも任命されました。現在は、東京音楽大学大学院に特別特待奨学生として在学中の23歳です。
 凱旋公演となるピアノリサイタルでは、「浜松国際ピアノコンクール」演奏曲の、ハイドン「ピアノ・ソナタ 第13番 ト長調 Hob.XVI:6」を筆頭に、鈴木さんが今興味を持っているというドイツ系の作曲家を意識して選曲。シューベルトの「高雅なワルツ集」やリストの「ウィーンの夜会 第6番」ほか、後半ではシューマンの「幻想小曲集」を演奏し、1曲ごとに会場からは大きな拍手が響きました。
 全てのプログラムが終わった後、拍手は鳴りやまず、何度もカーテンコールで再登場した鈴木さん。地元のお客様、関西各地から箕面に鈴木さんの演奏を聴きに来場したお客様を前に、アンコールにも応え、凱旋リサイタルは大成功となりました。
 リサイタル後、鈴木さんは、みのおエフエムの取材に「新しいホールは、リハーサルの時点で響きの美しさに驚きました。このクオリティのホールが地元にあるということは本当にうれしいこと。きょう弾くことを楽しみにしていました。地元での初めてのリサイタルだったので緊張していたのですが、みなさんが本当に温かく迎えてくれ、舞台から見えるお顔もにこやかで温かい気持ちになりました。拍手もたくさんいただき、すごくうれしかったです。(浜松国際ピアノコンクール優勝後)ツアーが始まり、スケジュールは経験したことがないほど過密ですが、ピアノを弾かせていただけること、注目していただけることがうれしいです。今年は日本国内のみならず海外でも公演が決まり、どの公演も全身全霊で向き合いたい。そして、今後も命をかけて作品と向き合う日々が続けば幸せです」と話してくださいました。来年の9月からはロンドンを拠点にした演奏活動が決まっている鈴木さん。近々では、6月7日に、豊中市立文化芸術センターで、飯森 範親さん指揮、日本センチュリー交響楽団との演奏会も予定されています(詳しくはコチラ)。
 これからの鈴木さんのご活躍がとても楽しみです。

場所:東京建物 Brillia HALL 箕面(箕面市立文化芸能劇場)

★この記事の放送を下記からお聴きいただけます。
終演後、原田亮箕面市長と
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