箕面公園昆虫館で「虫のあし(脚)」をテーマにした企画展が開催中

 昆虫の宝庫、箕面の明治の森にある大阪府営箕面公園昆虫館では、9月11日(水)から、企画展「虫のあし(脚) 機能としくみ」が始まりました。今回は、種類ではなく、体の部位に焦点を当てた企画展です。
 昆虫はエビやカニ、クモ、ムカデと同じ「節足動物」に含まれており、脚や体が節に分かれているのが特徴です。企画展では、昆虫の脚の形と機能の多様性に焦点を当てた展示をしています。
 昆虫の脚は、体を支えたり、移動したりするためだけではなく、多様な目的を果たすための進化を遂げています。例えば、オス同士の闘争やメスを保護するために前脚が長くなっているテナガコガネ。モグラのように土を掘るのに特化したケラの前脚。水をかいて泳ぐのに適したゲンゴロウのもふもふした後ろ脚。前脚に耳を持つキリギリスやコオロギなど、昆虫の脚は多様性に満ちています。
それぞれの脚の特徴は、標本でじっくり観察できます。
 また生体展示では、主に水辺に生きる昆虫を観察することができます。
 遠足の途中で訪れた学生や、親、子、孫の三世代で立ち寄ったかたたちが「脚」に特化した展示を興味深そうに見ていました。地元箕面市だけではなく、遠くはドイツや中国から訪れたかたも。
 昆虫館では、フラッシュや自撮り棒、三脚は禁止ですが、動画や写真の撮影はOKです。みなさん、ルールを守りながら展示を観察していました。この機会にぜひ、生きるために最適化した昆虫の脚をご自身の目で確認してください。
 企画展は12月9日まで開催されています。11月になれば紅葉の季節。ぜひ昆虫館だけではなく、箕面の滝道をお楽しみください。 

■箕面公園昆虫館企画展「虫のあし〜機能としくみ」
開催日:2024年9月11日(水)~12月9日(月)10:00~17:00(最終入館受付は16:30)
休館日:火曜日(ただし、紅葉シーズンの11月は休館日なしで全日開館。なお、台風や大雨などの警報が発表された場合臨時休館の場合もあります)
箕面公園昆虫館 公式サイト
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