令和の今、自治会の意義は!?ご近所づきあいや自治会について考えるシンポジウムが開催されました
【📻配信あり】自治会を取り巻く現状や、これからの地域コミュニティーのありかたについて考えるシンポジウム「向こう三軒両隣のご近所づきあい 共助でつながる自治会が地域社会の未来をひらく」が、6月15日(土曜日)、箕面市立メイプルホールを会場に開催されました。
主催は、箕面市と箕面市社会福祉協議会、有志で結成された市民団体「箕面市の自治会を考える会」の三者。
シンポジウムは三部構成で、第一部では大阪大学大学院経済学研究科 堂目卓生教授による講演、 第二部は追手門学院大学の学生 菅野咲月さんによる「学生と考えるご近所づきあい」と題したスペシャルトーク、第三部では神戸学院大学社会リハビリテーション学科の川本健太郎准教授の進行・コーディネートで、箕面市内の自治会関係者らも参加してパネルディスカッションが行われました。
パネルディスカッションでは、「なぜ自治会は必要か」と自問自答し、「住民と行政をつなぐ役割で、地域のコミュニティを守るため」と答えを見つけた事例の紹介や、「共助」や「自治会との関わりかた」などについて考えるきっかけとなりました。中でも、自治会員のかたが、自身に起きた体験談を話した場面もありました。日頃のあいさつ運動や自治会の仕事を通じて親しくしていたご近所のかたが、脳梗塞による体調の異変を察知してくれ、素早い治療を受けることができたそうです。退院後も、後遺症で生活が困難なときも助けてもらい、家族でもないのにとても親身になってくれるありがたさに感謝の気持ちがあふれたということでした。「何か地域に恩返しがしたい気持ちでいっぱい」というの言葉に、シンポジウムのテーマである「向こう三軒両隣の近所づきあい」の大切さを感じることができました。
場所:箕面市立メイプルホール大ホール