能登半島地震の被災地へ派遣された箕面市職員が支援活動を報告
【📻配信あり】今年(2024年)1月1日に発生した能登半島地震で、箕面市から被災地に支援のために派遣された職員のみなさんが、現地のようすや、支援の内容を報告する会が、5月20日(月曜日)に開かれました。
報告会は職員研修の一環として実施され、上島一彦箕面市長を始め、市の職員らが参加し、経験者でないと伝えられない、貴重な体験談を聴くことができる機会となりました。
箕面市では、1月2日午前2時、緊急消防援助隊が被災地支援に出発。翌日3日の午後には、断水している地域でも使用できるトイレトレーラーを送り、その後も、随時職員を派遣しました。
箕面市消防本部消防企画室 片瀬直樹さんは、1月2日~5日に「緊急消防援助隊」として派遣されました。早期に出動しているにも関わらず、道路の崩壊や寸断などで現地に到着できないというもどかしさがあったといいます。片瀬さんは「市民のかたから感謝のメールが届き、とても力をもらいました」と話していました。
箕面市審査指導室 猪口孝夫さん、藤井章裕さんは、1月16日~18日に、建物の「応急危険度判定士」として派遣されました。箕面では体験したことのないくらいの積雪があり、足元だけでなく頭上にも気を遣いながらの作業だったと振り返りました。日頃から建物の耐震性向上の啓発活動も行っていることから、藤井さんは「今回の被災地での経験を踏まえてアドバイスをしていきたいです」と話していました。
箕面市まちづくり政策室 西山央さんは、2月15日~22日に「大阪府隊避難所運営支援派遣」として、輪島中学校の避難所で生活支援を行いました。避難者内の人間関係が全く分からない中での対応は、とても気を遣ったと振り返り「何か起こったときには、職員が率先して対応に当たらないといけない。今回の経験を日々の業務に取り入れていきたいです」と話していました。
改めて能登半島地震の被害の甚大さを実感させられる報告でした。
場所:箕面市役所