5市2町の119番通報を担う北大阪消防指令センターが完成!
北大阪の5市2町の119番通報の受け付けや、出動指令を担う「北大阪消防指令センター」が吹田市の阪急南千里駅前に完成し、2月23日、お披露目の式典が開かれました。
北大阪消防指令センターは、豊中市、吹田市、池田市、箕面市、摂津市、豊能町、能勢町の7つの市と町の通信指令業務を一元化し、大規模災害などの対応力を強化するために整備が進められていました。
当日は、完成披露式の開式に先立ち、豊中市と吹田市の消防音楽隊による「ハローファイアマン」(神戸市消防行進曲)や「愛は勝つ」などの合同演奏が行われました。開式後は、5市を代表して、吹田市の後藤圭二市長が「5市2町の消防通信指令システムが一元化されるのは画期的なこと。各市消防の連携が一気に進み、大規模災害が発生した際にも力を発揮するのは間違いない」と式辞を述べたほか、各市の消防長も勢ぞろいし、決意表明などが行われました。
テープカットのあとは、センターの内覧があり、実際に通報が入った際に、画面に地図や通報内容が可視化されたり、心肺蘇生法を動画で通報者に送ったりできる最新のシステムのデモンストレーションが披露されました。
箕面消防署通信指令室長兼消防総務室担当室長の河野雄二さんは「4月1日からの本運用開始に向けて、地域住民のみなさまの安全安心を守るため、5市で協力して、迅速確実な通信指令体制を構築してまいります」と話していました。
なお、119番通報の方法はこれまでと変更はありません。運用開始により、119番通報の受信能力が向上するほか、5市2町内の災害情報などが一元管理されるため、迅速に応援出動できなど体制が強化されます。
場所:北大阪消防指令センター(吹田市)