外国人市民に伝わる、やさしい日本語を学ぶセミナーが開催
箕面市には多くの外国人市民のかたが住んでいますが、どのようにコミュニケーションを取れば、理解してもらえるでしょうか。
みんなに分かりやすい簡単な日本語表現について、外国人市民への保健・医療サポートセミナー2023実行委員会が、2月15日(木曜日)、箕面市立病院リハビリテーションセンターでセミナーを開催しました。
当日は、まず、大阪大学国際教育交流センター准教授で、多文化教育などに携わる大谷晋也さんから、やさしい日本語とは、どのような日本語なのかといった説明がありました。続いて、大阪医科薬科大学薬学部教授のスミス朋子さんから、やさしい日本語の作りかたやコツが披露され、会場のみなさんと一緒に実践も行われました。
セミナーの後半では、外国人パネリストのみなさんから、来日後の体験談などが紹介されました。多くの外国人市民にとって、漢字は難しいけれど、漢字文化圏から来たかたには、ひらがなよりも漢字のほうが理解しやすいことや、病院に行くのは緊張や不安、極度のストレスが伴うといった話がありました。特に、病院の電話予約は難しく、病院に行くのを我慢してしまうことなど、日常でたくさん困ったことがあるそうです。
参加されたかたは「仕事柄、外国のかたと接する機会が多いです。意識的に分かりやすい日本語を考えていきたいです」と話していました。
場所:箕面市立病院