一年の安全・安心の意識を高めることを目的とした箕面市の消防出初式が、1月3日(水曜日)、今年は箕面市立萱野東小学校で開催されました。 消防関係者約560人が参加、消防車など29台が入場。迫力あるようすを一目見ようと、多くのかたが訪れました。 式典は、箕面市青少年吹奏楽団のファンファーレでスタート。消防職員、消防団員の表彰、子どもたちの図画や習字の防火作品、婦人防火クラブのみなさんへの表彰も行われました。 続いて、箕面市で震度6強の地震が起き、火災も発生したという想定で、大阪青山大学の学生消防隊「MATOY」による救助訓練や、校舎の屋上で逃げ遅れた人をレスキュー隊がロープを使って救助する訓練、消防車からの放水訓練が披露され、会場からは大きな拍手が送られました。 式典後は、電動ミニ消防車試乗や煙体験ハウス、水消火器での消火訓練などの体験コーナーがあり、能登半島地震への箕面市消防職員の緊急消防援助隊派遣に伴い一部縮小されたコーナーもありましたが、子どもたちが記念撮影用の防火服を着てうれしそうに写真を撮る姿が見られました。 来場したかたは「避難用グッズは玄関先に置いています。家族が離れ離れになったら、近くの小学校で集合するように話し合っています」と、日頃の防災対策について話していました。 昨年2023年、箕面市では火災は26件、救急は8,485件で、いずれも前年より増加しているということです。 また、1月1日に発生した能登半島地震では、箕面市からは1月2日2:00amに緊急消防援助隊が被災地支援のため出発。3日には、断水している地域でも使用できるトイレトレーラー が七尾市へ出発し、同日11:52pmに避難所の七尾市立中島小学校に設置され、多くのかたに利用いただいている状況だということです。 場所:箕面市立萱野東小学校