箕面公園昆虫館で「翅」をテーマにした企画展が開催中
滝道沿いにある箕面公園昆虫館では、企画展「翅-かたち と しくみ-」が行われています(2024年5月13日まで)。
昆虫が地上に現れたのは4~5億年前と言われていて、現在、分かっているだけでも100万を超える種類がいるそうです。昆虫が生物の中でも特に多様化し、繫栄している理由の一つは「翅(ハネ)」を獲得したことだと考えられています。しかし、昆虫の翅の起源については、完全な解明はなされておらず、研究が続いている状態で、今回の企画展では、これらの研究成果を紹介しながら、昆虫の「翅」について、分かりやすく学ぶことができます。
例えば、独特な匂いで嫌われがちなカメムシは、翅を広げると意外とカラフルです。また、翅の模様(翅脈)には、それぞれ名前がついていることを知ることができます。広がるとかなりの面積になる翅が、精巧にたたまれているメカニズムは、工業製品にも応用できる可能性があるそうです。
よく箕面公園昆虫館に来館するという親子は、展示の説明を読む前から昆虫の名前をスラスラと話しながら、一つひとつ興味深そうに見て回っていました。また、初めて来館したかたは「展示物が充実していて驚きました。放蝶園を見るのが楽しみです」と話していました。
日頃ゆっくり観察することが難しい昆虫の翅。この機会にぜひ、精巧で美しい翅を、じっくりご覧ください。
☆箕面公園昆虫館ホームページへのリンク
<箕面公園昆虫館企画展「翅-かたち と しくみ-」
開催日…2023年12月13日(水曜日)~2024年5月13日(月曜日)
開館時間:午前10時~午後5時(最終入館受付は、午後4時30分)
休館日:火曜日(祝日の場合は開館し、翌平日が休館)
※年末年始(12月29日・金曜日~1月3日・日曜日)、1月29日・月曜日~2月2日・金曜日は休館
場所:箕面公園昆虫館