郷土資料館で、着物を中心に昔の装いを知る生活スタイル展「着る・装う」

 市民のかたから寄贈された、貴重な資料を展示する「昔の生活スタイル展」が、箕面市立郷土資料館でスタートしました。
 今回は、前半と後半に分けて開催され、前半では「着る・装う」と題し、着物を中心とした、昔の装いについて展示しています(11月8日水曜日まで)。
 展示は、普段着や仕事着、婚礼衣装など5つのコーナーがあります。着物や付随する道具には、昔の人の知恵や工夫が詰まっています。綿入れ袢纏(はんてん)や、ねんねこ袢纏には、暖を取る工夫があるほか、着物を入れる行李は、通気性が良くなる工夫が凝らされています。婚礼衣装は、金糸で松葉の刺しゅうが着物全体にあり、豪華な雰囲気が伝わってきます(記事下の写真3枚目)。
 また、男児用のお宮参りの着物(記事下の写真4枚目)には、兜や弓矢の柄があり、子どもが強く育つようにとの願いが込められていました。
 このほかにも、珍しいお歯黒の道具(記事下の写真5枚目)があり、明治時代に西洋化が進んでくるまで、既婚女性はお歯黒をしていたことが分かります。

■郷土資料館企画展「昔の生活スタイル展」
前半「着る・装う」…10月6日(金曜日)~11月8日(水曜日)
後半「くらしの道具」…11月24日(金曜日)~12月27日(水曜日)
いずれも、午前10時~午後5時(木曜日休館)
入場…無料
お問い合わせ…同館 電話番号072-723-2235

場所:箕面市立郷土資料館
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