箕面公園昆虫館で「日本の蛾」をテーマにした企画展が開催中(12/11まで)

 昆虫の宝庫、明治の森箕面国定公園内にある箕面公園昆虫館では、企画展「-実は多彩で美しい蛾の魅力にせまる新企画展- 『日本の蛾』」が開催されています(12月11日まで)。
昆虫類の分類群のひとつ「チョウ目」は、世界に約16万種、日本では約6000種が知られていて、そのうちの5750種は「蛾」です。
 このように、多数派であるにも関わらず、蛾は蝶に比べると人気がなく、むしろ嫌われているかもしれません。この企画展は、蛾の形態、生態の多様性を見ることができ、蛾の魅力やおもしろさに触れることができます。
 同館の、第2代館長・斉藤寿久さん(1974年〜1991年在籍)と、第3代館長・高浜雅昭さん(1991年〜2001年在籍)は、ともに蛾の研究家でした。今回展示されている豊富な標本は、主にお二人が館長時代に集められたものが中心で、大小さまざまな標本からは、蛾の多様性を感じることができます。
 家族連れで来館したかたは、白い蛾の標本を前に、思わず「きれい!」と声をあげていました。また、カナダから来日した女性は「カナダにも蛾はいますが、もっと小さいし、種類も少ないです。もしかしたらカナダは日本より寒いから、蛾が生きにくいのかも」と、興味深そうに見ていました。
 蛾のモフモフした部分は、天敵であるコウモリのセンサーを撹乱するためのものである、といった興味深い解説もあります。蛾の印象が変わるかもしれませんね。

☆箕面公園昆虫館WEBサイト

■箕面公園昆虫館企画展「日本の蛾」
期間:2023年9月6日(水曜日)~12月11日(月曜日)午前10時~午後5時(最終入館受付は午後4時30分)
休館日:火曜日(11月は全日開館)

場所:箕面公園昆虫館
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