戦後78年の記憶を後世へ。郷土資料館企画展「戦時生活資料展」
箕面市立郷土資料館では毎年、終戦記念日を迎えるこの時期に、「戦時生活資料展」を開催しています。
今年は、市民から寄せられた戦時中の新聞のほか、使われていた道具、当時のようすが分かる写真パネルなどが展示されています。戦後から78年経ち、人々の記憶が薄れていく中で、戦争の悲惨さや平和への願いを伝え続けています。
展示品には、軍服や軍隊手帳、お守りなど、出征時に使用されたものや、戦時中のレコード、防空頭巾、教科書といった暮らしのようすが分かるものもあります。
同館学芸員の馬場淳士さんによると、箕面では空襲はありませんでしたが、学童疎開を受け入れていたということです。そのため、身を守る意識は高く、実際に避難する訓練で使われていたものが展示されています。
馬場さんは「展示品は、市民のかたから寄贈いただいたものがほとんどです。みなさんの意思を受け継いで、戦争や平和について考えていく機会を提供し続けて行きたいです」と話していました。
また、取材をしたみのおエフエムのリポーターは「真珠湾攻撃の翌日の新聞、終戦翌日の新聞などで、戦局の変化がよく分かりました。当時を知ることができる展示です」と話していました。
■企画展「戦時生活資料展」
期間:7月28日(金曜日)~9月13日(水曜日)午前10時~午後5時 ※木曜日休館
場所:箕面市立郷土資料館(箕面6-3-1みのおサンプラザ1号館地下1階)
料金:無料
場所:箕面市立郷土資料館