箕面の森を守って20年。みのお山麓保全委員会が記念のイベントを開催

箕面の山の自然を守る活動を行うNPO法人みのお山麓保全委員会が、活動20周年を記念した講演会などの催しを開催しました。
 同委員会は、山麓エリアの保全や活用に向けた、さまざまな活動をコーディネイトする組織として、2003年に設立されました。
 7月17日(祝日)、箕面文化・交流センターの大会議室で行われた催しでは、これまでの歩みや成果の報告、記念講演、ディスカッションなどが行われ、会場は満員でした。
 成果報告では、活動を推進するためのファンド設立や、樹林管理ガイドラインの発行、箕面ビジターセンターの自然解説業務を行ってきたことなどが紹介されました。
 また、今後の課題として、人材不足や、鹿などの食害、災害に強い森づくりの必要性などの説明もありました。
 来場者も参加したディスカッションでは「箕面ビジターセンターを使いやすいように整備してほしい。箕面大滝までのハイキング道を整備して、その先にも足を運んでもらえるようにしてほしい」といった意見や「関係機関との連携や情報発信はどのように進めていくのか」といった質問もありました。
 これらに対し、同委員会からは「同センターはトイレなどの課題はあるが、車イスにも対応した設備になっている。市民が市内の観光をする『マイクロツーリズム』をしてもらい、活性化するような取り組みや働きかけをしていきたい。SNSもより効果的に活用したい」と話していました。
 同委員会事務局長の高島文明さんは「持続可能な組織にするため、人材確保や育成といった課題を解決していきたいです。また、災害に強い森づくりという点は、ボランティアでもできることがあります。行政とも連携して活動を進めていきたいです」と今後の展望を話していました。

2023.07.17.mon/箕面文化・交流センター
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